【vol.4】本質的な、ヨガを。
もともとトレーナー志望で、大学卒業後にスポーツトレーナーの学校にも行っていたほどです。卒業後は営業職として別の会社に就職したものの、やっぱりスポーツ関係の仕事がしたいと一念発起。24歳の時にエスタに入社しました。当初はフィットネスの担当でしたが、凜事業部が店舗展開をしていくタイミングで、声をかけてもらいました。3年前のことです。それからは部長といっしょに店舗を立ち上げる毎日でした。立ち上げで大変だったことは人集め。人づてもない、知らない土地でインストラクターを集めることが大変でしたね。また、集まった後も大変です。うちのスタイルにどうあわせてもらうか。どのようにうちらしさを伝え、理解してもらうか。常に話し合っていました。話し合いを重ねることで、みんなの想いが擦り合ってひとつになった時、「ひとつのチーム」として、仲間との結束力が高まっていく。その団結力とか、チーム感をつくっていくことがたのしいですね。ずっと野球部で、個人プレーよりもチームプレーが好きだというのがあるのかもしれません。
いま取り組んでいることは、「本物のヨガを提供できる人を育てる」ことです。もちろん、うちのインストラクターはみんなレッスンができます。でもそれは、うちの型でしかありませんし、レッスンができればいいという考え方自体にも違和感を感じていました。その型の中でしか成長しないメンバーたち、行き詰まって辞めていってしまうメンバーたちを見て、なんとかしたいとずっと思っていました。だからまずは自分自身が、本質的にヨガを学ぼうと思い、部長に直談判して、毎月東京に通って勉強させてもらいました。レッスンをするためのヨ ガではなく、もっと本質的な勉強をしたことで、ヨガは日常生活にも良い影響を及ぼすことができることを、研修を通してメンバーに伝えています。もちろん、数ヶ月学んだからヨガを分かったわけではないので、いまでも朝5時に起きて、瞑想と呼吸を実践しています。
正直、東京で学んだ先生に、ヨガの本質である哲学的な部分を重んじた多店舗展開は無理だと言われました。でも難しい道なら、なおさら挑戦したい、やりきりたいと思っています。それにいますぐに結果が目に見えなくても、メンバーが日常生活で思い出してくれたり、お客様がいずれついてくれる。そう信じています。