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高橋株式会社
専務取締役

高橋 米彦

パリジャンが夢中!
はじめての海外出店です。

2016年11月11日。美食の街パリの中心に、「ENYAA」(エンヤ)というお店がオープンしました。高橋グループが出資した、はじめての海外のお店です。私たちは、フィットネスやレジャー、外食、農業事業などをおこなっていますが、高橋グループが目指すのは「事業創造カンパニー」になること。事業や会社の垣根を超えて、やる気や熱意をもった「人」が集まり、新たな事業を生み出していける組織をつくることです。今回のパリ出店はまさしく、その想いがカタチになったものです。
なぜパリにお店?と思いますよね。それは、本物の和食を届け、パリの人たちに楽しんでもらいたい。パリの人たちを驚かせたい。そんな想いからです。もちろん、日本の食材をすべて持っていくことは不可能です。でもそれを逆手にとって、日本の食材と、現地の食材を融合させてみたら、もっとおもしろい和食になるんじゃないか。和食にシャンパンをあわせてみたらどうだろう。パリにはない日本酒を取り寄せたら驚くのでは。そんな想像を膨らませていきました。特にこだわったのは、“カウンター席”をつくること。カウンターはケヤキの一枚板で、わざわざ東京から運びました。お客さまと調理人さんとの和気あいあいとした雰囲気や、職人の包丁さばきが目の前で見れるので、日本食の醍醐味もおもてなしも味わってもらえるんです。
もちろん、すべてが順風満帆だったわけではありません。正直、国境を越えて事業を立ち上げるのが、こんなに大変だと思ってもいませんでした。物件選び一つとっても、頻繁に見に行けない。みんなで60軒以上探してやっと見つけた物件です。優秀な人材の確保も大変でした。最終的に、京都祇園の小料理店出身の料理長を筆頭に、全員日本人の5名の料理人が揃いましたが、ご紹介やパリ在住の料理人つながり等からようやく採用に至りました。採用に至っても法律も違う海外では、ビザを取得するのも一苦労。そんな数々の苦労を乗り越えて迎えたオープンの日はドキドキでしたね。宣伝はほとんどしていなかったのですが、お客さまからのご紹介で当日はなんと満席に! まだまだこれからですが、このお店が成功すれば、今度はロンドンやニューヨークへの出店も考えられると思うので、まずはパリ店をいいお店にしていきたいですね。

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